NASCAR(ナスカー)って何と聞かれることがあります。日本には無いレースカテゴリーで、1949年に市販車を改造して浜辺(デイトナビーチ)でみんなでスピードを競い合ったのがレースのスタートです。
レースカーとは違い市販車を利用することでコストを下げ、その分レース自体が過激になったアメリカ的なレースなのです。現在でも市販車にロールケージをつけてレースを行うクラスもあるのですが、我々が参戦しているGrand National Division Seriesは、市販車に似せてはいますが市販車のパーツは一切使っていない完全なレース専用車なのです。
パイプフレームでできた車に鋼鉄のボディーをまとい車両重量1.7トン、800馬力以上の持っています。
エンジンは、 5800ccで有鉛ガソリンを使用します。また、車にはコンピュータ制御は一切無く、ドライバーは車の調子をエンジンの音と数少ないゲージで判断します。
この車はオーバル(楕円)コース、ロードコースにまで対応することが可能で、最高速度300km/h以上のポテンシャルを持っています。最高出力は7300〜7700回転のバンドにあり、オーバルコースではドライバーは4速(トップ)ギヤでチェンジすることなく、ブレーキワーク(左足)とアクセルワーク(右足)だけで走り続けます。
最高速度は300Kmに達することもありますヨーロピアンレースと違い、相手を抜き去るタイミングがコーナーだけ、しかも内側にあるとは限りません。
場合によっては3台の車が横並びで同時にコーナーにつっこむケースも少なくはありません。
腕と度胸、少々の接触では車も傷みませんし、事故を恐れていては絶対に上位には 生き残れないのがNASCARなのです。
また、NASCARはスピードを競うことも大切ですが1試合1試合が耐久レースのようなもので、ドライバーのスキルに加えて体力、そして忍耐力が求められるレースであることも知っておいてください。
こんなレースですが、ドライバーやピットクルーに対する安全確保にもNASCARは十分に気を遣っています。
車両はドライバーを守るために直径10cmはあるスチールパイプフレームからできていて、特にコックピットは少々の事故では破損することはありません。当然消化器なども装備されていますし、レースや練習では必ず救急車がスタンバイしています。
また、レース場によっては救急病院施設が備えられている場合もあります。
NASCARは、F1などと違って排気音が低く、お腹のそこから『ドドド〜』と響いてきます。それでNASCARは、サンダー(雷)カーと米国では呼ばれて親しまれています。
残念ですが、日本では現在NASCARをライブで見る機会が無くなりましたが、米国ではますます盛んなNASCARは、野球・フットボール・バスケットボール・ホッケーと同様に、アメリカ国民にはなくてはならないエンターテーメントになっているのです。
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